今回は猫の結膜炎や角膜炎(ヘルペスウィルス)についてです。
こねこちゃんで目やにや涙がたくさん出て、目が開けづらいといった症状で来院されることが多いです。
写真のように重度に結膜が腫れて、充血している子もいます。
多くの子は抗生剤の点眼などで良くなってくれますが、ヘルペスウィルスが関与している場合
なかなか治ってくれず、角膜炎から黒色壊死症になってしまうこともあります。
下の写真では少しわかりづらいですが、光で白く光っている角膜(角膜炎)に血管が進入してきています。
下の写真では黒目の上のところに角膜炎によって白い山のようなものができています。
こうなってしまうと抗ヘルペス薬などを服用しますが、なかなか完治が難しく、
いったんおさまっても再発してしまうことが多いです。
なかなか肉眼ではわからないので、検眼鏡による検査が必要となります。
結膜炎が治りにくい場合には、一度検査をすることをお奨めします。
院長 野田
京都市右京区常盤(太秦、嵯峨、花園、円町)
丸太町通り動物病院 (ペットホテル、トリミング併設)
太秦映画村より徒歩5分
075-406-7725