滋賀県草津市での皮膚病のセミナーに参加してきました。
講師はアジアで8名しかいないアジア獣医皮膚科専門医の村山信雄先生です。
同じ大学の先輩であることと、大動物の診療もされていたことから勝手に親近感を持たせていただいています。
今回のテーマはアトピー性皮膚炎でした。
この病気は圧倒的に柴犬に多く、ついでジャーマンシェパードが多いとのことです。
残念ながらほとんどの子が完治することはなく、かゆみをコントロールして付き合っていく病気になります。
3歳までに発症することが多く、年齢とともに悪化します。
好発部位は目、口、耳、わきの下、股、足先です。
治療は
1.抗炎症薬(ステロイド、免疫抑制剤、抗ヒスタミン剤など)
2.悪化因子の除去(ハウスダスト、食物など)
3.スキンケア(シャンプー、保湿剤など)
です。
通年性の子もいますが、春から秋にかけて悪化する季節性の子が多く、症状がでたら早めに治療を始めてあげることが重要
です。ひとりひとり治療法も異なるため、これまでの経過や、症状、シャンプー、食事内容など詳しくお話をお伺いしていく必要
があります。
まずはお気軽にご相談ください。
京都市右京区
(常盤、太秦、嵯峨嵐山、花園)
丸太町通り動物病院